aquadrops *

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2011-11-21

DNSもクラウド化! Amazon Route 53を導入してみたよ。

2010年12月にリリースされていましたが、

つい先日AWS Management Consoleからの利用が可能になったようなので、導入してみました。

Route 53って

通常、webサーバには固有のIPアドレス (1.2.3.4 とか)が割り当てられていて、IPアドレスだけでは覚えるのが大変、ということで生まれた仕組みがドメインで、そのドメイン名とIPアドレスを紐付ける、またその逆を行うのがDNS(Domain Name Server)です。(その他にも様々な機能があります)

昨今のインターネットにおいてはなくてはならないし、自然と使っている、いわば縁の下の力持ちといっても過言ではないほど、重要なサービスと言えます。

最近ではドメインを取得すると、レジストラで用意されていたり、レンタルサーバ業者で用意されている事が殆どですが、いまいち使い勝手が良くなかったり、反映に少し時間が掛かったりします。

ドメインを持っている個数が多いと、自前で立てたりしますが、プライマリとセカンダリが同じデータセンター、同じ回線環境下にあることがザラにあり、データセンター全体が障害を起こした時に、名前引きができなくなるトラブルも少なくありません。(実際、そのケースに遭遇したことが多数あります。)

また、基本的にセカンダリは離れた場所に設置する事になっていますが、なかなか遠隔地にサーバを用意するのも大変です。

このRoute 53は、そのDNSを(機能的にもお財布的にも)手軽に、しかも冗長化された安定して使える環境が手に入るサービスです。

気になる安定度

SLAが設定されており、クエリ参照に失敗した時間に応じて返金保証を行なっています。

<td bgcolor="#EEEECC" width="40%">
  <strong>サービスクレジット</strong>
</td>
<td width="18%">
  1日分のサービスクレジット
</td>
<td width="18%">
  7日分のサービスクレジット
</td>
<td width="18%">
  30日分のサービスクレジット
</td>
Amazon Route 53 が100%の稼働率でなかった期間
5~30分
31分~4時間
4時間以上

SLAの設定値はかなり強気ですが、複数リージョンに分散されている為、失敗することは殆ど無いでしょう。

気になるお値段

1ドメインごと $0.50 = 約40円/月(25ドメインまで) 26ドメイン以上は、1ドメインあたり $0.10 = 約 8円/月

100万クエリごと $0.50  =約40円/月 10万クエリであれば $0.05 = 約4円/月

DNSは、毎回コールされるわけではなく、TTLで設定した期間、ISPや自宅ルータなどのDNSキャッシュサーバに保管されますので、TTLを長めに設定しておけば、100万クエリに達する方が大変かもしれません。

1月、1ドメインあたりわずか50円程度高機能、高可用性なDNSを運用できる訳です。使わない手は無いですね。

既存のDNSから移行してみました

既にAWSのアカウントを登録済なのが前提です。

この’aquadrops.jp’が、あいにくvalue-domainに設定したDNSのため、手動で移行しました。

今回はGUIの使用感を試すため、1レコードずつ手作業で移しましたが、次は移行スクリプトを作ってやってしまおうと思います。

AWS Management Consoleの”Route 53″のタブをクリックします。早速登録してみましょう。

ドメイン名を入力します。

ドメイン一覧に登録されます。ドメイン名をクリックしてみると、

既にNSレコード、SOAレコードが設定されています。

‘Create Record Set’ボタンを押します。

まず、”aquadrops.jp”(サブドメインなし)のAレコードを登録します。

皆さんがご覧になってるこのblogのアドレスですね。

次にGoogle Appsのレコードを登録します。

まずはMX。

SPFレコードも忘れずに。

 

www.aquadrops.jpはaquadrops.jpにエイリアス(CNAME)したいので、こんな感じ。

Route 53のDNSに問い合わせてみます。

大丈夫そうなので、ドメインを取得した、value-domainのネームサーバ参照先を、Route 53の物に変えます。(枠囲みの部分)

これで完了!

もちろん、DNSの基本的な知識は必要になりますが、

GUIを使うことで簡単に導入が可能です。

次回は既存のbindで管理しているDNSをRoute 53に乗り換えてみます。