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2016-07-10

「小腸重積の疑い」と診断されてしまい、緊急入院してきました。

5日間ほど緊急入院してきました。

FacebookやTwitterやInstagramでは断片的にしか伝えてこなかったのですが、9日の通院で「特に問題ないね」とのことでしたので、起きていたことをまとめます。

後述する心臓の持病以来、24年ぶりの入院でした。

そもそも通院のきっかけ

春先辺りから脈拍が100bpmを超えているのが気になっていました。

WPW症候群という不整脈を子供の頃に発症しており、検査も兼ねて近くの大学病院の循環器内科を受診していました。

心電図やホルター心電図の検査の結果、こちらの持病自体は「いずれ若いうちに手術(カテーテルアブレーション)をしましょう」と、経過観察となりました。

一緒に行った血液検査の数値にちょっと問題があり、ヘモグロビン値が男性の場合、通常14〜17g/dL無ければならないのが、僕の場合は13.6g/dLと少し低く、こちらも詳しく調べることに。

女性の場合は生理や、子宮筋腫があった場合にヘモグロビン値が下がる事があるのですが、男性の場合は消化器のどこかから出血している可能性あるとのこと。

消化器内科も受診することになりました。

7月2日 検査がいっぱい、そして入院初日

iPad1枚だけ持って、外来ですごくラフな感じで病院に入り、検査の同意書にサインして、検査の始まり〜

CTスキャン

しんどさ:★★☆☆☆

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造影剤無しで1回、造影剤注射して1回しました。

造影剤の注射針の痛みと、造影剤が体内に廻った時にちょっと気持ち悪くなりました…

胃カメラ

しんどさ:★★★★★

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口から入れるタイプの胃カメラで、バニラ風味の麻酔を喉に当てて2分ほど待って本番。

内視鏡の管をグリグリと口の中に突っ込まれ、何度もえずきながらもなんとか完了。

5分ぐらいが1時間くらいに感じました…

検査結果を聞く

2つの検査が終わって1時間ほど待った後、ようやく先生に呼ばれ、

「胃は大丈夫でしたが、CTスキャンで2つ問題が見つかりました。1つは肝臓に血管腫。そしてもう1つ、小腸にしこりのようなものがあります。腸重積 *か、最悪の場合ガンかもしれません…」

と…

オヤジを大腸ガンで亡くしている為、嫌な予感が過ぎります。

循「これから外科を受診してきてください」

と、外科へ移動。

外科の診察室に入るなり、先生から、

「今すぐ入院です!これから精密検査しましょう。検査結果によっては開腹手術ですね。」

何も心構えもないままだったので、動揺しながら、家族や保険の担当や仕事関係者に連絡を入れました。

腸重積とは

腸にポリープや腫瘍ができ、腸壁が入り込んでしまう症状で、激しい傷みが伴うそう。

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血液検査

しんどさ:★☆☆☆☆

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たっぷり9本抜かれました。

心電図検査

しんどさ:☆☆☆☆☆

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これはもう慣れたものです。

胸部・腹部レントゲン

しんどさ:☆☆☆☆☆

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立ったまま胸部×1、腹部×1、横になって腹部×1の3枚。

消化管造影検査

しんどさ:★★★★★

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直径数ミリほど、全長数メートルはありそうな、長ーーい管を鼻から突っ込まれながら造影剤を注入し、X線透視下で腸の様子を診るという検査。

小腸の途中から先に行かなくなって、何度も管を押したり引いたりされて、再び何度もえずきました…

CTスキャン

しんどさ:☆☆☆☆☆

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造影剤無しで1回。横になってるだけなので楽でした。

入院手続き

検査ラッシュでヘトヘトになりながら、書類にサインしたり、家族の連絡先を登録しました。

リストバンドをつけられ、入院患者になりました。

一旦帰宅

入院手続きをしたので、外出許可をもらい、書類にサインして一旦自宅へ。

部屋を片付けて、生活用品と最低限の着替えと、仕事に支障が起きないように機材を整えました。

そして入院

入院着に着替えて、点滴針を刺されて、入院生活の始まり始まり〜

小腸の病気の疑いなので、絶飲食です。お茶も水も飲めません…

点滴は左の小さいものが胃腸を整える薬、右の大きいのは栄養剤。1パック200kcalらしく、おにぎり1個分くらい。これを1日3パック入れていきます。体は潤うけどお腹は満たされない…

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点滴がポチポチと落ちるのを眺めつつ、コード書いたりして怒涛の初日は終わりました…

7月3日 入院2日日

この日は検査は何もなく、ゆっくり過ごしました。

朝、昼、晩と血圧、体温、脈拍を取られ、体調に変化が無いかを訊かれます。

夕方、看護師さんに頭を洗ってもらいました。すっきり!

看護師さんが来るたびに「お腹すいたよー」と言ってちょっと困らせました。ごめんなさい。

7月4日 入院3日日

この日は朝から採血・レントゲン、夕方から内視鏡・CTスキャンの検査。

昼間はたまにコード書いたりしてゆっくり過ごしました。

そしてやっぱり絶飲食。そろそろお腹が空きすぎてよくわからなくなってきました…

血液検査

しんどさ:★☆☆☆☆

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3本抜かれました。

胸部・腹部レントゲン

しんどさ:☆☆☆☆☆

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立ったまま胸部×1、腹部×1、横になって腹部×1の3枚。土曜と同じですね。

内視鏡検査

しんどさ:★★★★☆

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今度は小腸の異常と思われる場所まで。胃カメラより一回り太いカメラを口から突っ込まれます。

まず喉が楽になるように麻酔を一口飲まされ、検査用のベッドへ。

うつ伏せになり、体が動かないように固定され、マウスピースをつけられ、鎮静剤を打ったらあっという間に眠ってしまい、楽しい夢を見ている間に終わってしまいました。

検査の苦しさは軽減されたけど、その後の体力の消耗具合がすごかった。

終わったらストレッチャーで運ばれて一旦病室へ。ストレッチャー初体験!

CTスキャン

しんどさ:☆☆☆☆☆

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再びストレッチャーで運ばれ、造影剤無しで1回。

しんどい1日でした。よく眠れました。

7月5日 入院4日日

この日も朝から絶飲食継続。

午前中で点滴が外れました。やったー!

朝からお風呂にも入れました。やったー!

お昼からは病棟を移動。

夕方は保険の担当が来て、入院一時金の手続き。

そして、ようやく…

絶飲食も解除されました。やったー!

病院食なので、薄味だしそんなにボリュームもないのですが、今まで食べたご飯で一番美味しかった。。

7月6日 入院5日日

朝の回診で「昼ご飯食べて何もなければ退院!」と告げられました。

朝ごはんを泣きながら食べて、

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午前中は病院内をお散歩したり、ゆっくり過ごしました。

そしてお昼。

泣きながら完食しました。美味しかった。

お昼の看護師さんタイムで熱が37.7℃あり、一瞬退院危うかったのですが、先生も「これくらいの熱なら」と、退院許可が下りました。良かった!

退院手続き

今回の入院費用(5日)は、2日の外来から通算で ¥81,570 でした。ほぼ検査費用です…

一括で払って、領収書を受け取り、帰宅しました。

※ 加入している生命保険で入院一時金が下りるので、今回は一旦払いますが、後日返ってきます。

病院の入口に七夕飾りがあったので、一筆書きました。

大変お世話になりました!

通院はまだまだ続く…

8月にカプセル内視鏡の検査を受けることになりました。割と新しい技術なので、楽しみ。また一泊入院します。

心臓の方の経過観察もあります。

まとめ

元々の病名の疑いは、検査の結果見つからなかったので一安心です。

月に1回程献血に行き、血液検査の結果は見ていたので、ある程度の健康状態はわかっていましたが、今回いろいろと検査を受けて、体の中の状態を知ることができました。

忙しさにかまけて検診や病院を後回しにするのはとても危険ですね。来年から、年に1回は定期検診を受けることにします。

そして、生命保険もとても大事。この入院費まわりの事は自分なりに調べたので、また別記事でまとめます。

最後に、各所でご心配頂いた皆様、ありがとうございました。不安も多かったので大変励みになりました!