iPhone 3GをWiFiモデム化する公認アプリ、NetShareが買えたので試してみた
iPhone 3GをWiFiモデム化する公認アプリNetShare、脱獄不要
1日、2日と購入可能になったり不可になったりしているNetShareですが、2日朝運良く買えたので、そのレポートを。
まず、Macお宝鑑定団のこの記事。
iPhone 3GをWi-Fiモデム化できる「NetShare」を試す
はてブにも書いたのですが、突っ込みどころ満載です。余計なお世話かもしれませんが。
- サブネットマスクの設定がされていない。
- セキュリティ設定がされていない。AirStationも含め。
- Macユーザーを豪語するならAirMac使えよ。
あまりネットワークやセキュリティの知識が無くてもスムーズに使えるMacは素晴らしいですね。
前置きはこれくらいにして、簡単に手順を。
MacとiPhoneをアドホックモードで接続する。
Mac側の設定(Leopardの場合)
メニューバーのAirMacアイコンをクリック、「”ネットワーク”環境設定を開く」を選択します。
新しくネットワーク環境を作成します。「ネットワーク環境を編集」を選択します。
+ボタンをクリックして適当な名前を入力します。「NetShare」を新たに作りました。[完了]ボタンをクリックします。
新しいWi-Fiネットワークを作ります。「ネットワークを作成」を選択します。
名前は「aquadrops-mbp」としました。「パスワードを要求」にチェックを入れ、パスワードを決めて入力します(128ビットWEPの場合は13桁か26桁)。強力なセキュリティの為に「128ビットWEP」を選択します。
入力を終えたら「OK」をクリック。
無線LANネットワークが作成できたので、ネットワークの設定を行います。「詳細」ボタンをクリック。
「TCP/IP」タブを選択します。NetShareのTipsと同じIPを使用します。
IPv4の構成は「手入力」に。IPv4アドレスは「192.168.10.2」サブネットマスクは「255.255.255.252」ルーターは「192.168.10.1」に。
「プロキシ」タブを選択します。
構成するプロトコルを選択で「SOCKSプロキシ」にチェック。SOCKSプロキシサーバに「TCP/IP」で設定したルーターのアドレス「192.168.10.1」ポート番号は「1080」を選択します。
入力を終えたら「OK」をクリック。
ネットワーク環境設定画面に戻るので「状況」欄でネットワーク設定が問題ない事を確認して、「適用」をクリック。
iPhone側の設定
ホームの「設定」アイコン→Wi-Fi を選択。
Mac側で作成したネットワーク「aquadrops-mbp」を選択します。
Mac側でネットワークを作成した時に設定した13桁、もしくは26桁のパスワードを入力します。
Macで作成したネットワークの > ボタンをタッチします。
[静的]を選択し、IPアドレスに「192.168.10.1」ネットマスクに「255.255.255.252」と入力します。
接続設定が完了したら、App StoreでダウンロードしておいたNetShareを起動します。
いよいよ、MacからiPhoneに接続
Mac側でターミナルを開いて、ネットワーク設定がきちんと行われたかpingを飛ばしてみます。
問題ないですね。
Safariから「診断くん」を開いてみましたが、きちんとパンダワールドになっています。
自分の環境では下り速度は1Mbps程度。まずまずな数値です。
この一連の手順で設定を行うとSafari、GoogleNotifer程度しか接続ができません。Firefoxでは別途環境設定をする必要があります。Twitterクライアントも同様。
外出先でGoogle ReaderやGmailなどを見るなど、サイトのブラウジング程度であれば十分使えるかと思います。
逆にあまり重い通信を行うとソフトバンクのネットワーク帯域を食いつぶすような格好になり、ネットワーク帯域制限を余儀なくされてしまう事態にもなりかねないので、ライトユースに留めておきましょう。
参考:
3Gネットワークは正直言ってドキドキ−−宮川潤一 ソフトバンクモバイル取締役専務執行役CTO(1)
iPhone 3Gでソフトバンクモバイルのネットワークが心配だ
追伸:iPhoneのネットワーク情報設定が抜けていたので追記しました。(2008/08/02 20:30)