個人がサービスを作る意義とかなんとか。
なんだかIT業界のえがちゃん周りが騒がしい訳で、
自分も似たような「ものの作り手」として感じた事を。
また、人材育成なんかも携わった経験から、その観点からも見てみます。
まず、えがちゃんについていいところと問題点
ほぼ取り上げてる皆さんが仰ってる通り、
- 技術を覚えて行こうとか
- 新しいサービスを生み出そうとか
- 作ったサービスを使ってもらおうとか
そういうモチベーション、努力しようとする姿勢に関しては大いに評価はできると思います。
逆に問題点。これは他の個人サービス運営者と比較して。
- 同じ過ちを繰り返しているよ(XSSとか)
- 自分のサービスに責任をあまり取ってない
- サービスを作ってそれっきり。メンテナンス、バージョンアップしてる?
- 情報商材の世間一般的なイメージって知ってる?
- そのサービスの意味ってある?
- そもそもそんなクオリティのサービスを量産する意味ってある?誰が嬉しい?
特にプロフinに関しては自分としてもどうかと思いました。30歳未満女性を収集してそれを公に出すのはどうなんでしょう。
30歳以上の女性に失礼な話だし、「ストーキングしよう」とか、そういう言葉を使って晒される女性の立場になって考えても、あまりいい気持ちはしないでしょう。
せめてタグで絞ってグルーピングするとか、そういうアイデアで形にしてほしかったと思うのですよ。というか僕がやるならそうします。
えがちゃんのサービスって無駄にニッチすぎて、、ネタにしか、というかむしろネタにもならないと思うんですよ。
それを狙ってるならそれでいいのかもしれないけど。
プロフinのはてブで、「もっと他の事に頭とサーバーを使った方が良い」と言及したのは以上のような意味合いから。
最近の一般的な若い人たちの傾向って
最近の20代前半の人たちって、受け身な人が多いと思うんですよ。
自分の周りだけかもしれないけど。
- 成長意欲が無い
- 理解できるまで聞こうとしない
- 期待に応えようとしない
- **受け身、言われた事しかしない
** 5. 危機感が薄い
こういう人たちには、
是非自分でサービス作って、たくさんの人に使って貰って、叩かれまくって成長してもらいたいと思うのです。
そもそも個人サービスの意味って何だろう
会社の仕事で身に付く事も多くあるんだろうけど、それってすごく限られてて、
個人でもサービスを作る事で、会社ではカバーできないスキルを上げる事ができると思うのです。
自分も個人で有料無料、大小いろんなサービスを生み出した経験からすれば、
- 自分に無い技術を得る事の喜び
- ユーザーに使って貰う、応援してもらえる喜び
がプラス面。
もちろん、楽しい事や嬉しい事だけじゃなくて、
- アクセスが増える事でサーバー負荷の対応
(ソースコードの見直しとか、サーバーのチューニングとか)
- サーバートラブルやプログラムミスの対応
- ユーザーからのクレーム
- ソースコード、システムに対する突っ込み
といったマイナス面ももちろん起きる可能性があります。
そういったプラス、マイナスの積み重ねが総じて自分を成長させるのではないかなぁ、と思うのです。
過去、自分の作ったサービスが地元の新聞で取材され、記事になった事があります。お堅い会社だと会社で問題になるでしょうが、社長には喜ばれ、またそれがきっかけで東京に出てきて、前職のネットワークエンジニアのお仕事をさせてもらったケースもあります。
また、現在でも会社のサーバーの仕組みは殆どが過去、個人で運営していたサービスの仕組みをアレンジして構築され、会社を支えるインフラ基盤となって役に立ってもいます。
やっちゃいけないこと
Twitterにpostした「人に迷惑かけるサービスじゃなければいいんじゃないかなー」の定義です。
最低限やってはいけない事。
- ユーザーからのフィードバック、問い合わせを放置しない
- APIを使うものならそのシステムに負担を掛けない
- リソースを無駄に食いつぶさない
(トラフィックを占有したり、共有サーバーなら他のユーザーに影響の無い範囲で)
- 特定の人間を標的にして攻撃してはいけない
- セキュリティ対策は確実に
(XSS、デバッグコードが載ったままリリースしてアッー!とか)
ターゲットとする「使ってくれる人」が喜べるもの、楽しめるもの、役に立つものをリリースすべきだと思うのです。
もっとサービス作ろうよ!
えがちゃんの一件で、サービスを作って公開する事に不安を覚える方も少なからず散見されました。
リリースしたら叩かれるんじゃないかと。それなら細々といれればそれでいいと。
才能を眠らすのはすごく勿体ない事で、
とりあえず何かしらアウトプットする事はとても重要なのではないかなーと思います。
昔に比べたらAPIなんかかなり充実していて、サーバーサービスも沢山あって、とてもいい時代だと思うのです。
サービスを作る事で人生が変わるかもしれないしね。
乱文失礼致しました。